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2016年12月

2016年12月31日 (土)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《秋編》② ~今年もありがとう~

 



さぁ~泣いても笑ろても2016年は今日でおしまい!


1ヶ月かけて行なってきた『今年の大掃除ブログ』も今日で終わりです。


今年の秋を振り返っておりますが、9月は祭礼を目前に控えた各町の入魂式が数多く行われましたが、その流れは10月に入っても祭礼直前まで続きます。

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堺市内で祭礼本番を迎えている10月に2日は、泉大津市の濱八町の、宮本町のだんじりと、お隣は忠岡の濱之町のだんじりが修復を完了しての入魂式

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近年、文化庁による地域活性化事業の助成金を活用してのだんじり修復が盛んになり、年度末までに入魂式を済まさなければならない関係上、2月や3月の寒い時期に行われる入魂式が増えましたが、やっぱりこの時期、祭礼本番を控えての入魂式も相変わらず多いですね。


入魂式と並んで、秋に行われた『だんじり行事』も振り返っておきましょう。

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今年は和泉市と南河内郡河南町が、それぞれ市制町制60周年を迎え、和泉市は10月2日に、河南町は11月14日にそれぞれ記念行事が行われ、それぞれの地域のだんじりが一同に会するという、またとない企画が実現しました。

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また来年も大東市など、60周年を迎える自治体があり、記念行事にだんじりが参加する予定が漏れ聞こえています。


さて、秋まで続いた入魂式ラッシュの流れは、祭礼本番を挟んでガラリと変わります。

祭礼本番が終わると、もう現役を退くだんじりの昇魂式が行われるようになります。

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今年は貝塚市の名越、堺市の毛穴、貝塚市の麻生中、和泉市の和気、泉大津市の豊中町と、それぞれのだんじりが10月に中にそれぞれ昇魂式を終え、多くの人々に惜しまれつつ現役を引退しました。

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それは同時に、来年完成する新調だんじりへの、期待の息吹でもあるのです。

また、すでに修復のために工務店に搬入されているだんじりも数多くあり、新調だんじりの完成と並んで、それら修復を中のだんじりも、その完成が楽しみであります。

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今年一年、本当に色々ありましたが、何より無事に過ごせたことに感謝をしながら、来るべき新しい年を迎える準備を致しましょう。


今年も当サイトをご愛顧いただき、またこのブログをご愛読いただき、ありがとうございました。

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また来年、新たな気持ちで取り組んで参りますので、今後とも当サイトならびに当ブログを宜しくお願い申し上げます。



  2016年  12月31日
                    信濃屋お半


2016年12月30日 (金)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《秋編》①


さぁて、今年も残すところあと1日となりました。

やり残した事も、ここまで来たらもう開き直るしかありません。
年が明けてからまた新たな1歩を踏み出せば良いのです。


さてこちらのブログの方は、12月に入ってからずっと、今年一年の『大掃除企画』をお送りして来てまして、春から始まり(厳密には新年の真冬からだったなー)、夏の時期を振り返って来ましたので・・・

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最後は秋。


今年はもう11月の中旬をもって『だんじり行事』が終了してしまいましたのでね、従って今年の振り返りも秋までで終了です。

とゆーわけで今年の『大掃除』もいよいよオーラスに入ります。



9月!


例年、この9月は一年を通して最も『嵐』のような月間です。

まず何と言っても『岸和田だんじり祭』の試験曳きをもって、秋祭シーズンの幕が上がります。

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それは同時に、摂河泉紀和一円に無数に分布する、数百台にも及ぶだんじりの出番を告げるものでもあるのです。


9月の岸和田旧市地区、及び春木地区の祭礼を皮切りに、堺市、及び『泉州十月祭礼』の地区は待ってましたとばかりに試験曳きを迎え、かねてより修復されていた各だんじりは、試験曳きに先駆けて入魂式ならびにお披露目がこぞって行われます。

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それが毎年の9月の風景。


そんな9月に行われた入魂式などを中心に振り返ってみましょうか・・・


9月は第一日曜日からさっそく入魂式がありました。

堺市の草部地区の馬場のだんじり。

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まだ秋とは言えぬ、照りつける残暑の陽射しのもと、《大下工務店》にて修復された馬場のだんじりは、草部神社にて入魂式の後、周回コースをお披露目して廻りました。


翌週9月11日には堺市は八田荘地区の東堀上のだんじりが入魂式。
忠岡は道之町の先代だんじりを購入し、《隆匠》にて修復を行なっての入魂式。
一新されただんじりにて祭礼に臨みます。

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同じ日に泉佐野市は上之郷下村も修復を完了しての入魂式。
1月31日に抜魂式を行ない、《大下工務店》にて修復されていました。

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また翌週に入魂式を控えていた鶴見区・中茶屋のだんじりもこの日に搬入され、ワタクシもちょっくら拝見。

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そんな翌週、9月18日は岸和田だんじり祭の最終日であり、また堺市内の大半の地区で試験曳きが行われていた日なのですが・・・

そんな日に、新調だんじりが誕生していました。

堺市・南野田のだんじりと藤井寺市の伴林のだんじり。
残念ながら、当社スタッフは『岸和田だんじり祭』に総力を結集させてまして、この2台の新調だんじりの取材には赴けておりませんでね、ワタクシの手元に写真がありません。

こちらは組み立て前の、南野田の三枚板の彫物。

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夏ごろに所用で《河合工務店》を訪れた際、拝見させてもらってました。

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『岸和田だんじり祭』が終わってからは、祭礼を目前に控えた町が次々と入魂式。
とてもじゃありませんが、すべては追い切れません。

9月22日は岸和田市の南掃守地区の福田町東大阪市の本庄のだんじりが修復を完了しての入魂式、富田林市の毛人谷は新調だんじりの入魂式でした。

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そして9月25日には東大阪市の衣摺が新調だんじりの入魂式。

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今年は『上地車』の新調だんじりが多く完成した年でもあり、8月の大東市の御領以降、連続して新調だんじりがお目見えした年でもありました。

さてさて次回はいよいよ大晦日、明日の更新をもちまして、本年のブログを締めくくります。




(次回いよいよ今年のオーラス)


2016年12月25日 (日)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《夏編》②

 


今月を通してお送りしている『一年の大掃除』も、いよいよ夏本番を振り返りるに至ります。


6月という時期は、5月に比べると『だんじり行事』としては少し落ち着く感じなのですが、今年は岸和田市の旧市地区で、南町のだんじりが大修理を終え6月19日に入魂式。

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昭和58年以来、実に33年ぶりに交差旗と後ろ旗を白に戻し、モチロン現だんじりでは初めての白飾りなのですが、我々昭和の姿を知る者には懐かしくも新鮮なリニューアルでした。

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それ以外にも6月は、藤井寺市の沢田が、同じ藤井寺市の伴林からだんじりを購入しての入魂式。

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南町の入魂式で沸いた岸和田の旧市地区では、その次の週に南上町も修復を完了して、小規模ながら入魂式が行われました。

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だんじりを追いかける一年の中で、夏という季節、その中でも特に7月という月間は毎年変わらぬ風景に出会うのですが、今年はちょっと貴重な出来事がありました。

それは、来年公開される予定の、ジョン・ウー監督の新作映画に、大阪の夏祭の様子が盛り込まれ、城東区のだんじり数台が映画撮影に参加しました。

こうした銀幕の世界では『守秘義務』がありますので、撮影風景の写真撮影は厳禁だったためここでその様子はお見せできませんが、大阪城を舞台に、福山雅治さん演じる大阪府警の刑事が犯人を追ってだんじりの間を駆け抜けます。

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さあ、公開された映画には、どれだけの場面が使われてるでしょうね~?

さて、そんな珍しい事もあった今年の夏ですが、大阪市内を中心とした近隣各地区における『夏祭』は、例年ほぼその表情を変えることなく、毎年恒例の風景として繰り広げられました。

今年も鶴見区の浜平野区の杭全神社の夏祭を皮切りに、東大阪市や守口市、はたまた南河内郡の太子町や吹田市の『吹田まつり』、さらには8月に入り、尼崎市の貴布祢神社の『山合わせ』まで、『夏祭』というカテゴリにはいる祭礼を、ワタクシ達も例年通り連日にわたり追いかけました。

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ワタクシ達のみならず、だんじり好きな皆さんの過ごす夏とは、だいたい毎年こんな形なのではないでしょうか?



そして8月・・・



特筆すべき2台の新調だんじりがお目見えします。


1台目はお盆の前の8月7日(日)に入魂式が行われた、大東市は御領のだんじり。

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大工は《大下工務店》、彫物は《辰巳工芸》により製作された御領のだんじり、『北河内型』のだんじりとしては、なんと64年ぶりの新調だんじりなのだそう。

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そしてお盆をまたぎ、8月28日(日)に入魂式が執り行われた新調だんじりは、和泉市、桑原町のだんじりでした。

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こちらは大工を《植山工務店》、彫師は《木彫  高濱》で、高濱師の出世だんじりとしてその名を轟かせております。

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特に今年は『上地車』の地域で新調だんじりの完成が相次ぐ中、『岸和田型』だんじりとして今年唯一の新調だんじりとあって、だんじりファンの皆さんの厚い注目を集めていただんじりです。


この桑原町の入魂式は8月最終の日曜日に行われましたので、次の週にはもう9月。

そう、とうとう岸和田祭礼月間を迎えるのであります。

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今年を振り返る『大掃除企画』も、いよいよ大詰め、記憶に新しい秋編へと突入です。

お楽しみに~!



2016年12月24日 (土)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《夏編》①


 

世間の皆さん、メリークリスマス!
いよいよ今年もカウントダウンに入りましたね。


今月に入ってから『今年一年の大掃除企画』をお送りしていますが、《春編》と銘打った内容が長く続きましたね~。

そりゃそうなんですよ。

『だんじり行事』てのは春に多いんであります。

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なので、今回はまだ5月頃のことを振り返ろうと思うのですが5月と言えば大相撲も『夏場所』と銘打って本場所を開催しますので、ブログももう《夏編》と銘打たしてもらいます。


5月と言えば、初旬のゴールデンウィークに、神戸市が『祭礼本番』を迎えております。

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年明けからはずっと、だんじりの修復に伴う工務店への搬入や、修理完了に伴う入魂式やお披露目が盛んに行われておりましたが、4月の声を聞くと同時にそれも一変し、春の『だんじり行事』も『毎年恒例』的なものが増えてきます。

『宝塚だんじりパレード』や『布施だんじりパレード』などはその代表格。

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そしてゴールデンウィークに入り、5月になると同時に神戸は祭礼本番を迎えるのです。

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ゴールデンウィークの後も、すっかり初夏の空気に入れ替わった季節は、毎年恒例の『だんじり行事』が続きます。

『守口市だんじり祭』や『灘のだんじり祭り』、さらに『六甲ファミリーまつり』に『城東聯合春まつり』などがそれに該当します。

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5月21日(土)に行われた『六甲ファミリーまつり』は、毎年参加している畑原のだんじりに加え、今年は上野のだんじりも参加し、イベントに華を添えましたね。

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そして今年の5月と言えば何と言っても、神戸市東灘区の本住吉神社にて、宮司交代、新宮司就任の祝賀行事が行われ、本住吉7地区のだんじりに加え、隣接する旧・庄内地区から6台のだんじりも参加し、合計13台のだんじりが本住吉神社へ宮入りを行いました。

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前のブログでもご紹介したように、4月3日に行われた祝賀行事は、新しい宮司さんを西區のだんじりに乗せ、庄内地区を『御神幸』のように巡りましたが、5月の行事はそのお返しという形で、庄内地区が本住吉にやって来るというものとなったのです。

特に田中區、魚崎區のだんじりは数十年ぶりの本住吉神社への宮入り、さらに境内に13台のだんじりが揃うということは、本当にかつてない光景であり、今年の初夏を象徴する行事でした。

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何よりお天気が良かった!


こういうまたとない記念行事は、本当にお天気に限りますからね!


5月はその他にも、平野区の長吉六反が平野区の《河合工務店》にて大改修を終え、元々の『神戸型』の構造を崩さずに改修。

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さらに同じく平野区は細田のだんじりも泉佐野市の《板谷工務店》にて大改修

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岸和田市では春木地区の最北端、磯之上町のだんじりも修復を完了して入魂式が行われましたね。




では次回は本格的な夏を迎えます。

今年の夏は、何があったのか?・・・






(次回に続く)



2016年12月16日 (金)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《春編》④

 


『さよなら2016』シリーズの春編・・・

実は一番長い『春編』。
だって『だんじり行事』は春が一番多いんですもの。



山でも町でも桜が咲き誇り、一年で一番うららかな気候となる4月。

同じ春でも、3月と4月ではその風景が一変します。


何かというと、『年度変わり』。


2月から3月にかけて、あれ程盛況だっただんじり修復完了に伴う入魂式やお披露目は、4月の声とともにすっかり鳴りを潜めてしまいました。

そんな今年の4月は、またとない『だんじり行事』が行われました。

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岸和田市の久米田池が、『世界かんがい遺産』に登録されたのを記念して、岸和田市八木地区のだんじり及び山直地区の田治米町、今木町を加え、久米田寺へ季節外れの『行基詣り』が行われました。

これは本当に二度とない行事であり、久米田駅前から久米田寺周辺を埋め尽くした多くの見物客が見守る中、久米田寺に参集した各町のだんじりとともに、久米田池を開墾した行基上人の功績と歴史ロマンに想いを馳せました。

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その記念すべきイベントと同じに奈良県の橿原市で開催されていたのが、『橿原神宮 
神武祭』で、橿原市内のだんじりが集まってパレードが行われました。

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ワタクシ的にはこのイベントの前日に行われた搬入作業の方が今年一年の大きな宝物となりましてね。

かねてよりじっくり拝見したかった橿原市十市町のだんじり、ならびに今井町のだんじりを1台1台、ゆっくり拝見させて頂くこと叶いました。

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この1台ずつのだんじり鑑賞は、『ケータイサイト・だんじり』の方で連載の様に執筆してきたのですが、まだ全てを書き切れた訳ではないのです。

まだネタ温存してあります。

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まぁ本当にケータイサイトは月額有料ではあるのですが、それだけに、ここでは書かない深いネタも書いております。
まだケータイサイトに登録されてない方は、今からでも十分価値がありますので、オススメしておきます。
有料と言っても、月々わずかな額ですからね、損はございません。


またとない行事といえば、こちらもその一つに数えられますかね?


神戸市は東灘区の、本住吉神社の宮司様が交代され、新宮司の就任と、旧宮司の名誉宮司就任をお祝いした行事が行われまして・・・

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4月3日(日)・・・

そのお披露目のために本住吉神社から西區のだんじりが抜擢され、だんじりに新宮司を乗せ、お隣の『旧・庄内地区』の各神社を回るという行事が行われました。

本住吉7地区の若仲が、この日のためにあつらえた水色に法被に身を包んで西區のだんじりを曳くさまも、また西區のだんじりが『旧・庄内地区』を曳行される風景も、かつてなかった事であります。

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これを受けて、5月にはさらなる『だんじり行事』が待ち受けておりました。

それはまた、次回への持ち越しといたしましょう。



本当に春は『だんじり行事』が目白押しですなぁ。

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今年を象徴するような出来事は、ほぼすべて『上半期』に行われる感じがします。

これがゴールデンウィークを迎えると、もう神戸で『祭礼』が始まり、例年の風景が戻って来るのですが、それと並行して『だんじり行事』も継続して行われます。


次週はまたそちらへとお話を進めて参りましょうかね・・・



(次週へ続く、年末まで続く)


2016年12月13日 (火)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《春編》③

 


さて先週から始まりました『今年の大掃除特集』シリーズ。
春夏秋冬の順に今年一年を振り返ろうと始まりましたが、よくよく考えたら『冬』って12月だけやし、今年の12月は『だんじり行事』もなく、振り返ることすらないって事に気付きました。

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ちゅーわけで早くも『冬編』は無しっていうか、先週が『冬編』みたいなものでしたね。
そう、一年は『冬』から始まるんである。



本日、12月13日は『事始め』と言って、お正月の準備に取り掛かる日・・・ということで、特に落語や歌舞伎、舞妓さん芸妓さんの世界では伝統的な仕来りに則ってご挨拶が行われ、そうかと思うと、抗争を繰り広げる任侠の世界でも、『事始め』の仕来りというのはあるんだそうです。


ではブログの方でも『事始め』と行きましょうか。

今週は3月4月の『だんじり行事』を振り返って行きます。


寒い時期から振り返り始めた『今年の大掃除』ですが、徐々に気温が温もって参りました。

前回からの流れで、文化庁が認定する『地域活性化』のための助成金を活用してのだんじりの修復がたけなわを迎えた昨今、年度末となる2月の後半から3月にかけて、その入魂式やお披露目が集中する様になりました。

その中でも今年は3月に奈良県葛城市の當麻のだんじりにお目にかかれました。

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ワタクシの場合、入魂式より2週手前の搬入からお邪魔させていただきましたからね。

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『大和型』に準ずるも細部に謎の多いだんじりをじっくり鑑賞させて頂きました。



この3月に、羽曳野市では誉田馬場のだんじりが、富田林市では廿山のだんじり、河内長野市では三日市北部のだんじりが、そして都島区では内代のだんじりも修復を完了して入魂式。

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307 ↑禁断の写真3枚並べ・・・



3月21日に行われた内代の入魂式では旭区から中宮のだんじりも祝福に訪れ、なかなか見られないコラボが実現しました。

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修復を完了するだんじりもあれば入れ替わりに修復のために工務店へ搬入されるだんじりもあり、大東市の新田西のだんじりが《隆匠》へ搬入されたのはこの時期でした。

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これはブログ本編では触れてなかった話題で、現在修復中。
かなり年代物の貴重なだんじりであり、修復の完成、ならびにお披露目の日が楽しみな1台であります。


また文化庁による『助成金』を活用しての修復ではないのですが、5月のゴールデンウィークに祭礼を迎える神戸市内では、この時期にだんじりの修復を終えねばなりません。

灘区の上野のだんじりが修復を終えてお披露目されたのが3月の27日。

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同じ日に、同じく神戸市は東灘区の山田區では、なんと『6年生を送る会』という名目でだんじりが曳き出され、氏神であり小屋のある本住吉神社から、最も高い所にある山田區の地域まで曳行されました。

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こうして子供達がだんじりに慣れ親しむ機会を、地域をあげて取り組む姿勢には共感を覚え、また他の地域でもこうした取り組みが広がればいいのになぁ・・・と思えた行事でした。

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さて同じ春でも、3月と4月ではその風景はガラリと変わります
ではどの様に変化するのか?・・・



それを次回にお話して参りましょう。




(次回に続く)


2016年12月10日 (土)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《春編》②




まだ始まったばかりの『今年の大掃除』、まだ『春』とは呼べない季節の1月・2月の事をさらえて行きたいと思います。

当サイトでは別コンテンツとして、『関西の祭り』をお届けしていますが、今年の第1弾として、1月14日に、三重県の紀伊長島へ『船だんじり』の取材に訪れました。

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『だんじり』と名が付いていてもそれは完全なる『船』でありまして、それに中学生の男子が多数乗り込み、カツオを釣り上げる様を再現するのに併せて、船を取り巻く群衆をカツオの群れに見立て、エサの代わりに飴をまいてカツオの群れを踊り立たせるという奇想天外な祭でした。

我々取材班も、まかれた飴を拾うことに奔走し、まんまとカツオの群れに仕立て上げられたのであります。


それに1月は奈良の平城京跡にて、『大立山まつり』が開催され、広陵町のだんじりが参加しました。

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普段なかなか見れない広陵町のだんじりをじっくり拝見できる機会となりましたね。

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実はこの時期、四條畷のとある関係者様にお骨折り頂き、四條畷市内の数台のだんじりを見学させていただく機会を得ました。

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二丁通、木間、雁屋のだんじりを見学。
そして日を改めて、清滝のだんじりを見学させて頂き、巨大な『北河内型』の、見ごたえあふれる彫物の数々を堪能させて頂きました。

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さて、春まだ遠き2月頃から、だんじり界ではとある事業が佳境を迎えます。

それは、文化庁が認定する『地域活性化』のための助成金を活用しただんじりの修復が完了し、その入魂式とお披露目がこの時期に集中するのです。

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というのも3月の年度末までに完了させねばならないとあって、まだ寒い時期の2月~3月にかけて、修復を完了して入魂式を行う事例がここ数年で急増しました。

まさに『時代の流れ』と言うべき事でありましょう。

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1台1台のだんじりをご紹介するにはスペースがありませんが、主に南河内方面を中心に、その動きは活発です。

河南町の今堂、大阪狭山市の前田、千早赤阪の川野邉、太子町の山田西町などがこの時期に修復を終え、入魂式とお披露目が行われました。

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加えて堺市の泉田中や、尼崎市の松原神社のだんじりもこの時期に修復を完了。

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普段なかなか見れないだんじりに出会えたことも、今年の特筆事項であります。

そんな中、岸和田市では南上町のだんじりが修復のために植山工務店に搬入されたのもこの時期でしたね。

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さて次回は春の訪れ、3月4月と季節を追いかけてみたいと思います。



(次回に続く、いや年末まで続く)


2016年12月 9日 (金)

さよなら2016年…今年の大掃除特集《春編》①


先日、12月4日(日)に、今年最後の『関西の祭り』の取材に行って来ました。

7月の蛙飛び行事から半年近く空いてしまったのですが、年末年始の色々な諸事情で、更新は来年1月となります。

もうしばらくお待ちくださいね~。




さて12月に入り、今年は時事ネタが早々になくなってしまったことも受けて、早めに年末の大掃除にかかろうかと思います。

今年も1年、さまざまな『だんじり行事』及び祭礼本番を追いかけて来ました我が社ですが、もうそんな今年を振り返る時期に来ております。

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ご存知の方も多かろうと思いますが、こちら『だんじりeo SE』と並行して、有料ケータイサイト『だんじり』の方でもブログを執筆しており、それぞれ違った内容のブログをお届けしておりますので、こちらのブログではご紹介しなかった『だんじり行事』もございます。

この『年末大掃除』では、それらを絡めながら振り返って行こうかと思いますので、これから押し迫る年の瀬を、このブログとともにお過ごし頂ければ幸いです。

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一応4週間にわたってお届けしてゆきますので、春夏秋冬の四季に分けて振り返って行こうと思うのですが、まぁ1月から振り返ってゆくとすると、まだまだ寒い季節から始まってゆくんですけどね。



今年もお正月は尼崎市の貴布祢神社にてお年越しをさせて頂きました。

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神社境内のだんじり小屋が開かれ、年明けと同時に鳴物奉納とふるまいぜんざいで新年をお祝いする風景にて、今年をスタートさせたんでありました。

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お正月は順当に東住吉区の桑津『だんじり初詣』、平野区の杭全神社の『注連縄上げ』、柏原市の黒田神社の『六日えびす』など、恒例のだんじり行事を見て来ました。

 

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加えて今年は、堺市は八田南之町のふるまいぜんざいを見に行く途中、電車の車掌が行方不明になってしまうという珍事件にも遭遇しましたな。

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まぁ、こんな感じで今年を振り返ってゆきます。

特にだんじりシーズン本番を迎える前の、上半期の方が『だんじり行事』としては多いのです。

この『だんじりeo SE』ではご紹介していないものもちょくちょく出て来ます。

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なので、単なる今年の振り返りと決してみくびるなかれ!
思わぬ発見があるかも?・・・ですぞよ・・・!




(次回に続く)


2016年12月 3日 (土)

響き渡る河内の空に…17台の曳き唄④

 

11月13日(日)に行われた、『河南町60周年』の模様をお届けしています。

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役場の西側の広場に集結しただんじりは、午後1時から『記念パレード』に出発です。

17台のだんじりが列をなして、サンヨーメディカル西側の広場へと向かいます。

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さて南河内における『曳き唄文化』のお話をしていましたね。

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おそらく『伊勢音頭』を原形と思われる南河内の『曳き唄』は、平成に入りマイクとスピーカーを搭載したことで発展の一途をたどることになります。

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それは、歌う唄を『伊勢音頭』に限定せず、唄のレパートリーを拡げて行ったことが大きな要因となります。

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昔流行った歌謡曲やムード歌謡などのメロディに、『番長かぞえ唄』の歌詞を乗せた『曳き唄』が、やがて南河内一帯を席巻する様になり、千早赤阪、河南町のみならず、富田林市、太子町あたりまで『曳き唄』が浸透、定着したのが、この『番長かぞえ唄』の時代で、平成の初期から10年あたりまでの時期となります。

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その後、オリジナル歌詞の時代を迎えます。

その内容は、主に祭に対する思い入れを唄ったものが多く、それらの唄は『伊勢音頭』や『かぞえ唄』よりも、祭の参加者の共感を呼ぶ形となります。

自分たちの、祭に対する思いを歌詞にして唄う・・・


今現在の南河内の『曳き唄』は、そんな時代を迎えています。

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さて、だんじりパレードの方はというと、サンヨーメディカル西側の広場に集結。

西に傾き始めた陽射しを受けながら、17台のだんじりが横2列に並んだ光景は、この日のハイライトであったと思います。

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サンヨーメディカル西側を出発17台の一行は、来た道を折り返し、再び役場前を通過し、もとの会場へと戻って来まして、ここで解散。

またそれぞれの地元へと帰って行くこととなりました。

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この日は祭礼ではないということで、南河内のもう一つの名物と言われる『でんでん』(だんじりを激しく動かすパフォーマンス)も、また『河内俄』も行われませんでしたが、祭礼日になかなか南河内へ足を向けられないワタクシとしましては、これだけのだんじりの『曳き唄』を堪能させてもらえただけで、大満足なのであります。

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今回は『曳き唄』に話題を特化させたので、南河内のだんじりの形式である『石川型』や、それに伴う『河内俄』については触れられませんでしたが、またいずれ、そんな話題にも言及できる機会が訪れることを待ちつつ、今週のブログは閉じたいと思います。

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では今週はここまで~。


2016年12月 2日 (金)

響き渡る河内の空に…17台の曳き唄③

 


師走~!

1年なんかあっと言う間・・・な~んて、今に始まったことではありません。

世間はもうクリスマスとお正月モードに入ってますが、まだ1年の12分の1は残ってますからね~。

最後まで1日1日、大切に過ごしていきましょう。



ブログは先週からの続き。


河南町の町制60周年記念行事の様子を追いかけてゆきますよ。

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前回では、イベントが始まる前のワクワク感までをお話しましたね。

今週はそれを受けて、いよいよ17台のだんじりが役場前へ向けて集まってまいります!



まず最初は、役場にほど近い白木のだんじりが先頭。

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建水分神社の遥拝所があり、白木と長坂のだんじりはそこで待機していました。
先陣を切っての役場前への到着です。

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さて1台1台のだんじりをご紹介してゆくのは写真で見ていただくとして、文章の方はリポートを進めて行きますよ。

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南河内のだんじり祭と聞いて、一番に思い浮かぶものと言えば、何と言っても『曳き唄』でありましょう。

今や南河内のほぼ全域のみならず、県境をまたいで奈良県の葛城市や、はたまた一部の河内、大阪市内でも『曳き唄』の文化は広がりを見せています。

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モチロン『祭礼文化』において『唄』や『音頭』というのは切っても切れないもので、日本全国に『祭り唄』『祝い唄』というものは、その土地の祭礼文化の中に古くから根付いているものであります。

が、とりわけ『南河内』における『曳き唄文化』は独自の発展を遂げたもので、だんじりにカラオケマイクとスピーカーを搭載し、鳴物を伴奏に青年団が朗々と唄い上げるというスタイル。

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そしてこの『曳き唄』こそが南河内のだんじり曳行の真骨頂となり、現在では『オリジナル曲』が花盛りの時代を迎えています。

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この『曳き唄』文化の歴史をたどってみれば、それはやはり、『伊勢音頭』にその原形があるのでしょう。

現在のようにマイクとスピーカーを搭載する様になったのはおそらく平成に入ってからのことで、昭和の頃は、曳き手がナマ唄で唄っていたものと思われます。

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特に『伊勢音頭』は、全国各地に根付いている『祝い唄』の代表格で、ここ南河内でも、古くから『お伊勢参り』は一生の念願とされでしょうし、祭の日にだんじりを曳きながら、『伊勢音頭』を唄っていたのでありましょう。

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この『曳き唄』に、マイクとスピーカーを搭載したのが、どうやらここ河南町の町だそうで、そこから、南河内の『曳き唄文化』は発展の一途をたどることになるのです。



そうこう言うてる内に、17台のだんじりは役場の西側に設営された会場へと集合しました。

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コの字型に並べられただんじりを1枚の画角に収めるのは不可能なので、こうして分けてご覧いただきましょう。

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晴れ渡った秋空のもと、河南町17台のだんじりの揃い踏みです。

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(次回に続く)