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2017年2月24日 (金)

実録…信濃屋お半のだんじりセミナー⑫(ラスト)

 



さて今回でいよいよ、これまで長きにわたりお送りしてきた『実録・だんじりセミナー』の、第1回目分の教科書を終了します。


前回、『人はなぜだんじりに熱狂するのか?』を論じてきました。

それを受けて、いよいよ着地点へと進んで参りましょう。
最終テーマです。

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     ↓↓↓ 以下は教科書 ↓↓↓


◉ なぜ『だんじり』にはマニアや研究者が存在するのか?


 ⚫ ︎だんじり本体の芸術性

神社の祭礼に繰り出される『出し物』、これを総じて『神賑わい』と呼ぶと申し上げました。

この『神賑わい』には様々な種類があり、例えばここ大阪の『天神祭』を見ても、だんじり以外に『枕太鼓』や『獅子舞』、それに『神輿』などが繰り出します。

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しかし、天神祭の『渡御列』を見ても、だんじりの周囲にはマニアが取り囲むように一緒について歩く光景が見られますが、それ以外の出し物に、マニアの姿はありません。

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これは何故なのでしょうか?

ひとえに、『だんじり』にはそれだけの存在感があるという事なのでしょう。

それは、だんじりに施された『彫物』をはじめとするだんじり本体の芸術性と、鳴物(お囃子)の音楽性、そしてだんじりが道路を曳行するアクションが、見る者を魅きつけてやまないから・・・なのではないでしょうか?


『だんじり』のそうした魅力は、確かに他の出し物に比べると、抜きん出た存在感を発揮している事が分かります。


特に、マニアと呼ばれる人達が傾倒するのが、その『彫物』の芸術性です。

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彫物の魅力については次回のセミナーで詳しく述べる予定ですが、だんじり本体の価値は彫物で決まると言うように、だんじりを多く見て回る人達の多くは、皆一様に彫物に魅力を感じている人が多いです。

なぜなら、同じ地域で行われる祭礼は似ていても、だんじり本体も彫物も1台1台みな違っていて、二つとして同じものが無いからでしょう。

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だから、彫物に魅力を感じる人達の多くは、1台でも多くのだんじりをこの目で見んと、今日もどこかのだんじりを追い求めて、出歩いている事でしょう。



 ⚫︎ 祭の高揚感が忘れられない

泉州などの地域で、シーズンオフに『入魂式』などでだんじりが見られる機会があると、いつも大勢の見物人が詰めかけます。

みんな普段から『だんじり』を見たくて仕方がないのでしょう。
一年を通して『だんじり』好きの多い地域ほど、その傾向は顕著です。

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中には、上記のマニアと呼ばれる人達のように彫物とかが好きな訳ではなくても、だんじりが出ると聞くだけで、居ても立っても居られないというタイプの人も多く居ます。

こういうタイプの人達は、とにかく祭の時の高揚感が忘れられないのでしょう。

祭礼本番に味わった空気を、シーズンオフにも味わえるなら足を運んでみよう、そんなタイプのだんじり好きも大勢おられるのです。

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数ある『祭礼文化』の中でも、そこまでマニアが活発に活動するジャンルは、『だんじり』を置いて他に無いのではないでしょうか?


    
   ↑↑↑ 以上、教科書 ↑↑↑



と、このように話を着地させて、
『では実際にだんじりを見に行きましょう!』
という事で、次回セミナーまでの期間に行われる『だんじり行事』を紹介して、受講生の皆さんが実際にだんじりの見れる現場へ足を運ぶようご案内して、セミナーを締めくくるという流れでした。

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まぁ実際には半分以上を消化できず、一部カリキュラムを2回目に回すなど、経験不足を露呈する結果となりましたね。



それだけに、今年もう1回リベンジしたいという気持ちもありましたが、またの機会にさせて頂きます。



2回目以降のセミナーは、教科書の内容も精査し、また話し方も改良して、徐々に慣れて行きましたが、それでも、人前で話すことの奥深さ、難しさ、そして面白さはまだまだ経験し切れてないと思います。


またいずれ、『だんじりセミナー』を復活できる日を願って・・・


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