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2017年2月23日 (木)

実録…信濃屋お半のだんじりセミナー⑪

 



けっこう長きにわたりお送りしてきました信濃屋お半の『実録・だんじりセミナー』ですが、ようやく第1回目に予定していたカリキュラムを終える事が出来そうです。

今週分をもちまして、1回目分が終了ですよ。

思い返せば、この第1回目のために用意した教科書だけで、ゆうにセミナー2回分の内容だった様に思います。

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長かった第1回目のセミナーも、主旨・目的から入り、『だんじり』というものの総説、分布と祭礼の違い、型分けといった内容から、だんじりを運営する組織、そして先週からは『だんじり』を取り巻く社会的環境といった分野へと話を進めてきました。

とゆー訳で今週はその着地点を目指して、現代のだんじりに関わる『人』について、お話を進めて参りたいと思います。




   
   ↓↓↓以下は教科書より↓↓↓



◉ 人はなぜ『だんじり』に熱狂するのか?


 ⚫ ︎『だんじり』がなかったら生きていかれへん!


前の項で、だんじりが地域に受け入れられない問題や交通渋滞の問題など、社会的迷惑な部分もあるという側面も取り上げました。

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しかし、こと『だんじり』に携わっている人の多くは、『だんじり』が好きで好きでたまりません。

仕事があり、家庭があり、学校や部活もあり、それぞれが皆それぞれに社会生活を送る中で、
『だんじりがなかったら生きていかれへん!』
と公言してはばからない人は大勢います。

講師であるワタクシ自身もその一人。

『No Danjiri No  life』
を地で行く人の、なんと多いこと。

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仕事も家庭も、学校も部活も大事やけど、『だんじり』の時は何を置いても『だんじり』が大事やねん!・・・という人達の、『無償の努力』によって、だんじり祭は支えられています。



     
↑↑↑以上、教科書↑↑↑



と、ここまで論じて言うのも何ですが、今現在は上記のようなことが崩れてきてるんですよね?

『だんじりがなかったら生きていかれへん!』

て思っている人が、昔に比べてずいぶん減っている現状・・・
『だんじり』が生活の中心ではなくなりつつある現状・・・
青年団として活躍するはずの高校生世代は、だんじりよりも部活の方を優先される現状・・・

『だんじり』に関わる人達も、時代とともにその関わり方に変化が生じているのが今現在の状況なのですが・・・

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先週も申し上げた通り、実際のセミナーでこの部分はやらなかったのですが、もしセミナーでこの部分を取り上げていたとしたら、この教科書に書かれた内容をなぞって、そのままスルーしていたと思います。

だって、教科書で論じておいて、その逆説を唱えると、それだけで時間を費やしてしまいます。

また、あくまでも『初心者向け』のコンセプトを貫くためにも、実際のセミナーでは触れないと思いますが、このブログではちょっと触れておきたいと思いました。


ではまた教科書に戻りましょう。


   
↓↓↓以下は教科書↓↓↓



⚫︎『だんじり』で何が得られるのか?


では、だんじりに携わる人達の多くは、なぜそこまで情熱を燃やせるのでしょうか?


『だんじり祭』をやっていくためには、現代人にとって大切な3つを、差し出さねばなりません。

一つは『お金』
一つは『時間』
一つは『労力』です。

祭礼団体に加入すれば会費が発生し、さらに自らご祝儀を出し、衣装や道具を揃え、寄合や準備となれば仕事終わりや休日に時間を作って参加し、そして現場では汗を流して動き回らねばなりません。

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『だんじり』には、そこまでしてでもやりたい理由があるのです。

それは、だんじりでしか得られない高揚感、充足感、連帯感、そして満足感があるからに他なりません。

この気持ちは、祭に参加した事がなければ分からないという人も居ます。
青年から年配者まで、世代を越えた仲間のみんなでお金を出し合い、仲間のみんなで段取りをして、仲間のみんなと祭を共にする事で、得がたい地域の繋がりや連帯感、達成感や喜びを得ることが出来るのです。

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これが、だんじりに熱狂する人達に共通した、だんじりに感じている魅力なのではないでしょうか?



(次回に続く)


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